2009-08-24から1日間の記事一覧

「クロッカスのおしべの山あいにて 」

クロッカスのおしべの、奥の、山あいに、ぼうふらどもは、きめ細やかな、せせらぎをもち、沸く。 そのせせらぎ、ぬわぁりぬわり。割箸太郎左衛門中を引っ掻き回そうとするも、ようどちんきに満たされたクロッカスのおしべの山なみは、潮を吹き、割箸太郎左衛…

「けちよー けちよー みすけちよー!」

けちよー!けちよー!ゆらびもすぐらなだみすけちよー!ほんまどんな空にあゆたう きめこまやかな そらのいろにひるがえしひきかえし たむすけなるくもりのなみま空粥ゆられり とんまのくもりぞら ひるがえりひきかさなる ひきじびきのあいまにとんでなすけ…

「ジキジキズッパ 」

ジキジキズッパ ズンパパズッパゆるびなし、しごき しごきしごきなめしジキズッパ ジキズパッパ、ジキズッパ。 万歳! 万歳! 血まみれの ざるそば、 紐解く割り箸に、 滴るキューピーマヨネーズの鮮血は 太政大臣の耳たぶと、 洗濯機の中で 愛しあう。ぐる…

「どよめきたつ 」

どよめきたつ なむし。どよめきたつなむしの ひろがりえびなは ほめそやすくろゆびに にて げんき海てんめんとうにさゆけしくしなだの どりがんびっちは くもゆきあやしく、たゆらたえだるものろーぐに さいきょうせいじかつどうが もなみがてらのはっぱまき…

〇六〇九〇八

のろのしまに ふゆむらさきにすむ たいこうぼうののろし。 てにてをとりゆく たびまくらほっす ゆみなえしのおさにゆらめくてれじばんがい きょうもんにてをだす めさぎりだえなるげらがっぱ だいだらぼっさなぎまむ ゆみのふゆそびなく えにあえしためらい…

〇六〇九〇五

しぼれたり そえ ゆうすずみのたまりじょうよ けめすとれ、かのなみまがこごゆるだがいじりのたいせんまえ、きみにいいのこしたてんがいのすざくに やけつくくまんばちのたまのこしがきれいにゆめをむすびし きわもののけんとうしをゆるされじ きまりくる。 …

「なみま/あいま 」

あじけなしサクジツの トビラにゆうすずみのゆくくらげのなみまに きえゆくやくわりがさにたいそうなきめこまやかなかかしはとびなえしきそうのこらにたんとたんと おおさめゆゆしくふなたびわかつ きめつけられしゆうしなえのかまぼこうおに たっとびたっと…

「ミレナリヲノ壁画にて」

あじにくるめし身投げするボッサの秋 げに絶え絶えなるゆふすずみは 喪に服すザボンの再生 気にかけれ、きのふの魔女利手 気にかけれザボンの子らの行く末に なさむと決めつつ回答の魔法を 四季の谷中のボジュガジュマル棚に植えなされ。 五月雨参宮橋 さよ…

「離別」

かしこし。 煙に巻かれしゆみなえぐさの嗚咽に 喪式蛙の尿道は腫れ上がり ゆみなえし血城すあすのゆふぐれ。 ゆふぐれにもみなえしシロツメクサは今 血反吐はきはき朝ぼらけに語りかけ ゆらめき、さんざめきたつ ガゴジョッ、 ガゴジョの末広えびなよ 貴様に…

「たらし子よ」

もし、夢に見し 酌められしあとのあさぼらけ。 なむしたえなる きめこまやかな穂面に いっぴきのくもりがさが 地を吐いてのたれゆく 鯵を裂け 鯵裂けし剪定の なよけも曖昧に なめくじはいつそとなく ほこらび まほころびゆく ボジュソワカのめずらかなる難…

「夜桜の間にて」

のるまどぐれん のるまどぐれん えめなえし味噌煮込みもつ煮ボラ 永い骨々どもの慟哭は空へ、もつ煮込みに消え去り燃ゆ ゆめえらじ まっ赤の黙殺リストには サクジツの エボラ蝉へみなゆだね もっさにのよけりゆく。 えらめんたーれエホバよ モルモットをつ…

「ボストンヘッジ」

ボストンヘッジになよけく さみだれどこのケムリゆられせんずりのうみを早くに往ぬ。 イガイガめんそれーたむすばやく脳髄のあどけし編年体ついばみ 流氷はイナバ物置乳ぢわにきわものを植えた。 なにゆえにオオビラソヒナタとび、くさびかたびらアジャンタ…

「なめし魚へ」

サニタリーなめし魚、元気でアリマシタカ ねぶらいの館に犯ねして え 刺せず。 ゆれなう寝入りのかなたに 這い出てしまわれたあなたよ。 もじをすいすぎてけぶりにまかれなせぇ まかれなせぇまかれなせぇさいしょの一葉。 もう何もないんでしょ ホゲナモゲナ…

「千年杉」

千年杉 あやかしの森に潜む ゲルニカ国境 狂々せんとす山神の里に くるみナス花咲く あすの千年杉の 若みこよりあやめゆらし 狂気(くるげ)なくせにもやし 激鉄の こよりにゆれる亡者 さいなむ亡者あがきのはてに出くわす 催促の申しでと源泉徴収型かっぱえび…

「もっさ、もッサ・モッサ 」

ましたにゆめ ゆれ くろげなすもっさもっさのかげらう エランのほとりに絶えだるも なめし魚が背びれきたるエゲナリ川のグルカゴン狂喜す。 メッサメッサ、つぶらやメッサなめしきり アボガド脳粉砕し、おしべのぬかみそ復旧セリ アヂャンタあじゃりじゃり …

朝七時三十九分

ゆくそびもなくくらげなすホウセンカよ どこに逃げるというのかたゆたゆ脳症炎の絶叫、 ゆきゆかれゆくそびもなくアジャスのほとりにたえだる激情発症。 微熱交信。 さいなむアブストラクティカル忍者はゆく ザムザのいきどほりむなしく、ゆれる湖畔。 開闢…