「 」の対極へ

いのなかに在る けさまくらの目の
おくゆかしき おくゆかしき ふるいどの底
ひびきあうふるいどの巣。 

みほとのおくにて眼球は
ありました。

おくゆかしきおくゆかしき 
おくゆかしきけさまくらの巣に
りんごを食ませたなゆたいの女房は
くらかげのなか 
じっとおっとを見つめ 
くらかげにてニタニタ
エセラえみうかべ
みほとの眼球を

つぶしましたとさ。

エセラビナ、ギャオスのどよめき、かみなりまぐら
をえつのいさかい、みな、みな
みほとのかぐらに参詣す。

やぶさめおののき
みな
大いなる
たんぱくなる
をりものに
ひやぶりの、すさのをの、みほとの、うまさきの、おはやしに現前す。

ナムサンナムサン
あじのひらきのをえつを
聞いてください聞いてください。
あしたの子らはみな
ものをつくりたがります。

ナムサンナムサン
みほとの子らのいづくにかくれたまひしか。
きっとお子らは
事故という行き当たりばったりにひそんでいるのでしょう。

でてきてくだせぇみほとの子らよ
そんなところにかくれておらんで。

でてきてくだせぇみほとのお子ら
もゆるまぐだいしりぞけ
アブサンまきちらし
ひるひなかもじゃり草の中たゆたい。

まもうと無実の中に
真理なる
本当なる
マコトなる
絶対的中心的理性に

バニラアイスをかぶせ
むしゃぶりつきなぶりつき
舌にてくりいむの
ばにらくりいむの
ソフトくりいむだらけでむしゃぶりつつくみほとの子らにより
愛すはお子らのみさをにはいり
人身事故へと誘いどよめきたち。
そうして電車は送れてゆき
定時からおくれてゆき・・・・・


そこであなたにわたくしは
出会うことができるのです。