2009-08-26 「大腸にて」 たくさんの目に余る湯気に座したまま わたしはカンピョウを しゃぶっていた。弔いの歌がながれ かんぴょうはわたしの大腸にまでとどく。歌にあわせてかんぴょうは ワタクシノ大腸の ひだをなめ ねぶらい 割れ目へ自らを 挿入する。 ノケゾリカエリ ノケゾリカエリフルイタツ かんぴょうの発情 ノケゾリカエリ ノケゾリカエリソソリタツ かんぴょうの咆哮 ノ はて 白いものが噴出す。びくん、びくんと震えているカンピョウを、 ワタシは噛み千切る。