2009-08-26から1日間の記事一覧

「大腸にて」

たくさんの目に余る湯気に座したまま わたしはカンピョウを しゃぶっていた。弔いの歌がながれ かんぴょうはわたしの大腸にまでとどく。歌にあわせてかんぴょうは ワタクシノ大腸の ひだをなめ ねぶらい 割れ目へ自らを 挿入する。 ノケゾリカエリ ノケゾリ…

「061005 」

のゆたけしいとまごえにひらり かえるはゆびなえしのヒロイズムを食む。日に くゆられなすけし白たえのもどりぐさに とびなゆけしもどしぐさは きみどりいろの発作をしずめけれども とむらいの希望はあいかわらず のどぼとけをぐずぐずならして 天メンジャン…

「海辺デ 」

藻屑ノ痼ガマタ 浜辺ニ 打チツケラレテイタ。金鎚ノ楔 湯気ニ奇シキタタキヲ輸血スル 円熟ノ高句麗ヨ 手ヲ引裂ク音頭ヲトレ。桐生ノ地頭ヨ 音頭ノ米俵持チアゲ 首ト胴体ノ 四季ヲ 呼ベ。

「ハテヘ/アジサイヘ」

自然ニ座ス 助動詞鏡台ハ知ッテイル 大悟ノハテノ 夕焼ヲ。突出ノハテ 天婦羅ノ花ハ アゲハノ居ル間ニ 線香ヲ 焚ク。十年ノ念誤字脱字ガ呼ブ 既存ノ道義落胆ノサバタクニハ呼ブ テラバイトノ大菩薩アジサイヘ。

「コトバハナイカ 」

コトバハナイカ 空間ヲ切裂ク コトバハナイカ。ドコカニ 世界ヲ 切リヒラク硬度ナ コトバハナイノカ刃モノノヨウナ カタイ、カタイ、カタイコトバハナイノカ