ある冬の夜更けにて

たたらがみに住まう 
しらやぎにたたずむ 
しらさぎにひとり 
いぶりがっこはたたずんで
ありました。

たまゆるもくずの茎には 
ちまめつくってこさえた新宿NSビルの 
こころ残りが
叫びながら 
ヒノキをかじっており 

ざしきわらしはいつになく 
くやしく 
ほそぼそと 
日の目ちぎっていて
「土曜の夜だからすこしは」とわけのわからないことをいい。
トトカルチョ千枚漬
公衆便所でないてました。
夜は
ふけていきます。